数ある金融機関の中で、まず最初に紹介したい金融機関は、『ろうきん』です。聞いた事ありますか?
全国労働金庫協会と言い全国にあります。私は東海地方に住んでいますので、東海労働金庫、通称:東海ろうきん が対象になります。
わたしが、実際に東海ろうきんを最後の砦として、住宅ローンの借り換えをお願いし、資料等を作成 持参して交渉させて頂いた金融機関になります。借り換えした経緯から良かった点をお話しします。『ろうきん』での住宅ローンの借り入れや借り換えを選択肢の一つに考えていらっしゃる方は参考にされて下さい。
ろうきん について
ろうきんは、営利を目的とせず働く仲間がお互いに助けあうために、資金を出し合って作られた協同組織の金融機関。会員組合の組織があり、ろうきんの会員として出資している労働組合・職員組合の組合員の方がご利用できます。といっても、組合員でなくても、東海ろうきんが管轄するエリアに、自宅もしくは勤務先があれば、無料で加入できる東海勤労者互助会に入会すれば誰でも利用することができます。(私は組合員ではなく東海勤労者互助会員です)ただし弱冠の待遇の差があり、組合員であれば、金利が少し引き下げられるのと取扱い手数料等に差がありますが、さほど気にする必要はありません。
あと余談ですが、ろうきんにはマスコットキャラクターがいます。
ろうきんのマスコットキャラクター 左:ロッキーくん と 右:ピンキーちゃんです。
ロッキーくんは、「ロウキン」と「ラッキー」の組み合わせから名前がつけられました。
ろうきんのサイトには、ロッキーくんのプロフィールが載っていたりしますので話しのネタにどうぞ! ⇒ ロッキーくんプロフィール ページへ
東海ろうきんの住宅ローンの概要
銀行名:東海労働金庫(東海ろうきん)
概 要 | |
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ご利用条件 | ◇申込時年齢が満20歳以上、最終返済時年齢が満76歳未満 ◆ 同一勤務先に1年以上勤務 ◇ 安定・継続した年収(前年税込年収)が150万円以上 ◆ (一社)日本労働者信用基金協会の保証が受けられる |
貸出最長年数 | 有担保住宅ローン ・・・35年以内 |
返済比率 (返済負担率) |
500万円以下 35% 500万円以上 40% |
保証料 | 0円 東海ろうきん負担 ※(一社)日本労働者信用基金協会の保証が受けられる場合 |
連帯保証人 | 保証人は原則不要
※担保物件が共有名義、又はご本人以外の名義の場合は、 |
団体信用生命保険料 | 0円 東海ろうきん負担 |
特約料 | 3大疾病保障特約・障がい特約付団体信用生命保険をご利用される場合は、通常の融資金利に年0.3%上乗せとなり、最終返済時年齢は満76歳未満 |
返済方法 | 元利均等返済 |
繰上げ返済手数料 | 全額・一部繰上げ手数料 0円※無料で繰上げ返済できる。 |
事務手数料 | 一律 組合員 5,000円 互助会員 31,500円 |
その他 | ・給与振込はろうきん指定。(無ければ口座を開設する) ・各種ATMの取扱い手数料は基本無料。(取扱い手数料は一旦口座から引かれますが、すぐに取扱い手数料分が口座に振り込まれるため、実質手数料は無料!) ・東海勤労者互助会の加入が必要(入会金・年会費は必要なし) |
※上記が、住宅ローンの概要になります。(条件・返済比率等は2016/12に確認済み)
東海ろうきんのメリット
通常必要な保証料が0円。団体信用生命保険料が0円(※特約の付保は別途必要)。繰上げ返済の手数料が0円。すべて、東海ろうきんが負担してくれます。また、連帯保証人は原則不要。あと、返済口座は東海ろうきん指定になりますが、口座のキャッシュカードでのATM取扱手数料は基本的に通常無料。
ネット銀行並みに条件が良いと思います。
あと、問題は金利ですが、店頭表示金利は、まぁまぁ高い金利が表示されていますが、実際に借入れを行う際には、ある条件を満たすと金利は引き下げられますので、ネット銀行系には勝てませんが、地元の銀行・信用金庫などの金利とあまり差はないように思えます。
東海ろうきんのデメリット
デメリットはありません。あえていうならば返済比率です。私が借り換えを行なった当時からすでに上記のような条件でしたので、金利面は別として条件は他の銀行・信金と比べて一番良かったと思います。ただ返済比率については、今と違い当時は400万円が基準(400万円以下 35%、400万円以上40%)でしたが、今現在は500万円が基準になっており厳しくなっており、年収400万円台の人が大きく影響することになります。どういうことかというと、単純に返済比率から見た場合、
400万 返済比率40% 年間返済額160万 月々133,333円 → 借入 約4,100万円可能
↓ ↓ ↓
400万 返済比率35% 年間返済額140万 月々116,666円 → 借入 約3,600万円可能
月々返済額から借入可能額(期間30年、金利1%で計算)を算出(シミュレーション)すると約 500万円の差がでます。ですので、返済比率の年収金額の基準が変更になったことで、借入額が大きく違ってくるのがよくわかります。
まとめ
ろうきん での最大のメリット、保証料が0円で要らないということ。と団体信用生命保険も0円でろうきんが負担。というのが一番大きいです。各金融機関の金利とその他の条件を見ると、やはりネット銀行の方が条件が良いと思われます。ですが、地元の銀行で、対面して話しができ、借り入れに対する不安な部分やアドバイスなどが聞けて、かつ、まぁまぁ条件がよい、金融機関となると、ろうきん が一番おすすめです。
私もネット銀行から地元の銀行・信金等、ホームページを確認したり、資料を取り寄せてみたり、いろんな金融機関をひととおり確認し、金利面と条件面を総合的に判断した結果、『ろうきん』 で借り換えをするのが一番良いと判断しました。最終的に運よく借り換えができましたので言えるのもしれません。
このページを参考にして頂き、住宅ローンの借り入れや借り換えの際には 『ろうきん』 も検討に加えてみたはいかがでしょうか?
ただし、ろうきんは全国にありますが、地域によって金利・条件等が違います。保証料が必要な地域や返済比率の年収金額による%など、全国統一の条件ではありませんので、必ず、管轄エリアの ろうきん のホームページなどで情報を確認されて下さい。
私が借り換えをした、東海ろうきん の管轄エリアは、愛知県・岐阜県・三重県にお住まいの方もしくは勤務先の方が対象なります。
詳細は⇒ 東海ろうきん 住宅ローン 公式ページへ