せっかくですので、もう少し信用情報についてお話しをしたいと思います。
信用情報照会は、CIC だけではありません。
その外に、全国銀行個人信用情報センター、日本信用情報機構(JICC)といった信用情報機関があります。
主に金融機関とその関係会社を会員とする信用情報機関
消費者金融会社、流通系・銀行系・メーカー系カード会社、信販会社、金融機関、
保証会社、リース会社
主に割賦販売法等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関
3つの信用情報機関は、下図のように相互交流を行っています。
図を見るとわかるように、CICはどちらにも信用情報機関として交流しております。
CRIN は、各信用情報機関が保有する信用情報のうち、延滞などの情報および紛失・盗難・同姓同名の別人に係わる本人申告コメント情報などを交流。
FINE は、貸金業者が消費者の総借入残高を正確に把握できる仕組みとして、相互に残高情報などの交流を行うことが義務付けられています。
※上記のように、相互に信用情報のネットワークが構築されていますので、CICの信用情報照会の情報開示を請求すれば、ある程度の情報は網羅されます。
心配な方は、他の二機関も信用情報開示請求はできますので、念のために開示請求されてもいいかと思います。
確実に自分の信用情報が確認できますので、いい機会かも知れません。
全国銀行個人信用情報センターは、銀行系ですので、住宅ローン等の借入は一般的に一銀行からしか借り入れしません。いくつもの銀行から借り入れしているという人はいないと思います。
よってご自身の借り入れ分のみしか情報はとれませんので必要ないかと思います。
(延滞しているかどうかは、ご自身の通帳をみれば自分で確認できます)
【情報開示請求】
・全国銀行個人信用情報センター ⇒ 開示請求ページへ
郵送のみ 手数料 1,000円 定額小為替証書にて送付(ゆうちょ銀行にて発行)
・日本信用情報機構(JICC) ⇒ 開示請求ページへ
スマートフォン 1,000円 クレジット・コンビニ・銀行・オンラインバンキング
(クレジット以外 手数料161円)
郵 送 1,000円 クレジット・定額小為替証書にて送付(ゆうちょ銀行にて発行)
窓 口 500円 窓口は2ヶ所。東京都千代田区神田 と 大阪市浪速区難波中
まとめ
みなさまの日々使用されているクレジットカードを含め、割賦(スマホ)・リース(車)・ローン・消費者金融まで、お金に関する情報は、信用情報機関によって様々なデータが集約されています。
また、ある程度の期間は、その信用情報が消えずに残っていたりします。
普段、何もなければ済んでいってしまいますが、お金の借り入れをしたり、融資を受けたり・借り換えをしようとした時には、ご自身のお金周りの信用情報が必ず必要になります。
お金を貸す方は、まず最初に信用情報で貸しても問題ないかどうかを見ますので、住宅ローンの借り入れを考えたときには、まずご自身で自分の信用情報が問題ないかを確認される事が良いかと私は思います。
もし、信用情報開示請求をお考えなら、まずは CIC の信用情報を確認してみましょう。とりあえずは CIC の内容を確認できれば、ある程度の内容は掲載されていると思います。
・・・が、その他に借り入れをしていたり、消費者金融のカードをお持ちの方、住宅ローン以外の融資を受けられている方は、念のために CIC だけではなく、全国銀行個人信用情報センター、日本信用情報機構(JICC)の2機関にも、信用情報開示請求をし確認される事をお勧めします。ちなみに私は、CICのみを確認して借り換えに望みました。
あと余談ですが、上記、3機関に信用情報照会をする場合、個人で請求する場合も企業・銀行が申込者の信用情報を得るには信用情報開示手数料がかかります。ですので銀行に新規借り入れ・借り換えの相談や申込みに行かれても最初の段階では信用照会はかけません。仮審査の申込みの段階で信用照会をかけるのが一般的です。