※重要!銀行は返済比率(返済負担率)をみています。

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表題にあるように、返済比率(返済負担率)となるものをご存知でしょうか?
またまた問い掛けからになりますが・・・

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銀行に住宅ローンの借り入れの相談をしに行ったときに、初めて聞かされる事の方が多いと思います。また、相談・申込み時に問題がなく、住宅ローンの話しがスムーズに進んでいった場合には、返済比率(返済負担率)の説明すらなく進むこともありますので、住宅ローンを借り入れされている人でも知らない人もいます。

信用情報も問題なく、収入もあり、住宅ローン以外の返済額も、まったく問題ない人は、返済比率(返済負担率)についても余裕でクリアしますので、話しに上がらずに知らないまま進んで行く場合があります。
ただし、問題なく進む人はいいのですが・・・私みたいに、車リース2台分を支払っていたり、カードの返済をしていたり、収入が少ない人には問題大アリです。

返済比率 / 返済負担率 とはなにか?

A. 年収入(税込年収)に対する年間の返済額の割合(%)の事をいいます。

返済比率という言葉は、銀行によって呼び方の違いが多少あります。その他の呼び方として返済負担率 や 融資比率 などの呼び方があります。

返済比率(返済負担率)の計算の仕方

【返済比率の計算式】

年間返済額 ÷ 年収入(税込年収) × 100 =返済比率(返済負担率)

【年収入】

ご自身の年間の総収入になります。サラリーマンの人は、源泉徴収票の総支払金額(税引前)
自営の人やサラリーマンの人でも、副収入(家賃収入・株等・その他)があり、確定申告をしたときの総収入金額をいいます。 (これ以降、年収と呼びます)
※申告すべき副収入があっても確定申告していない収入分はカウントされません。・・というかきちっと確定申告しましょう!

※年収は税引前の総収入でかまいません。他の方のブログを見ると税引後の金額とありますが、通常は税引前です。

【年間返済額】(負債)

住宅ローンの年間返済額、車ローン・車リース・クレジットカード返済、その他借り入れ等々の返済額の年間返済総合計金額をさします。(各種 月々の返済額 + 各種 ボーナス返済額分)

(計算例)

年間返済額 118万円 ÷ 年収入 380万円(税込年収)の場合 = 0.31052

<年間返済額の内訳>
月返済額  5 万円 住宅ローン(借入れた場合を想定)
月返済額  2.9万円 車リース1
月返済額  1.9万円 車リース2
月返済合計 9.8万円 年間返済額 9.8×12ヶ月

上記の計算例でいくと、返済比率(返済負担率)は、約31% となります。この計算された %が、各銀行で定めている返済比率内に収まっているかを見ています。

B. 各銀行によって返済比率(返済負担率)は決められています。

各銀行によって返済比率(返済負担率)は決められており、年収に応じて返済比率(返済負担率)の割合が決められています。

(例えば)ある地方銀行の場合

年  収 返済比率
250万円未満 30%
250万円以上400万円未満 35%
400万円以上 40%

上記のように、返済比率が決められています。

さきほど計算した返済比率 31% を、上記の表にあてはめてみると、年収250万円以上400万円未満で、返済比率は 35% となっていますので、この場合は、審査には問題なく通るということになります。

各銀行によって、年収による返済比率は違いますので銀行事に確認する必要があります。

また、ホームページ及び、住宅ローンのパンフレット等に掲載されている場合もありますが、返済比率を掲載していない銀行の方が多いので、住宅ローンの窓口・及び電話にて確認する必要があります。返済比率について掲載されてるブログやホームページには、目安しかかかれていません。

上記の例の地方銀行は、公式ページにとても分かり易く掲載されており良心的な銀行だと思います。

通常、返済比率はあまり公にはしていません。
ただし銀行事に返済比率は決められていますので直接確認するのが一番です。
聞けば大抵は教えて頂けますし、こちらも計画を立てる上でとても重要な部分ですので必ず確認しましょう。

まとめ

重要ポイント!

ご自身の年収 と 年間返済額をもとに、住宅ローンの借り入れを希望する銀行の返済比率内に割合(%)が収まっているかを確認。

年収に対し返済比率(返済負担率)が超えてしまうと、借り入れ額が減額される、もしくは借り入れができない 状態になります。また、住宅ローンの新規借り入れする場合はもちろんの事、借り換えする場合でも、この返済比率(返済負担率)は必ず計算され融資が可能かどうかを見極めていますので、とても重要な部分であるといえます。

※注 意※
年間返済額は住宅ローンの新規借り入れ分もしくは借り換え分の返済額だけではありません。
今現在、毎月支払っている、車(ローン・リース)やスマホ等の割賦返済分、その他カード借入分等々も含めての年間返済額が、返済比率(返済負担率)内に収まっているかどうかです!!
お間違えのないように!