団体信用生命保険について

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住宅ローンを借り入れする際は、団体信用生命保険 通称 団信(だんしん)という保険に入ることが基本的に義務づけられています。
公的金融機関や一部の銀行では、団体信用生命保険の加入は任意になっており、別途、団信に加入するか、住宅ローンの借り入れ相当額分をご自身で生命保険に加入しなければいけません。
ただし、現在は金融機関のほとんどが団信の加入は必須になっています。

【団体信用生命保険】

住宅ローンを借り入れをした利用者が、住宅ローンの返済中に、死亡もしくは所定の高度障害者になった場合に、残りの住宅ローンの元金を保険金として保険会社が支払うことにより住宅ローンが完済される保険です。
ただし保険金は住宅ローンの利用者ではなく、直接、金融会社に支払われることになります。

なお、団体信用生命保険の契約者および保険金の受取人は金融会社になりますので、生命保険料控除の対象にはなりません。

冒頭にも書きましたが、団体信用生命保険は加入する事が基本です。通常の銀行では団体信用生命保険に加入できることが条件になっていますので、加入できない人は、住宅ローンの借り入れができません。
また住宅ローンの借り換えの際、借り換え前の団体信用生命保険は引継ぎはできません。新たに借り換えをする銀行にて新たに加入することになりますので、加入できないと借り換えもできません。

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【団体信用生命保険の種類】

ひと昔は、団体信用生命保険の種類はありませんでしたが、現在では、3大疾病、7大疾病および8大疾病を保障する特約付きの保険があります。

3大疾病 ・・・ ガン、心筋こうそく、脳卒中

7大疾病 ・・・ 生活習慣病(高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変)

8大疾病 ・・・ 7大疾病 + 慢性膵炎(すいえん)

※特約を付保するには、別途 特約保険料がかかります。

【団体信用生命保険の保険料】

保険料は通常、銀行が負担するケースが一般的で、金利の中に保険料が含まれています。

団信の保険料は、だいたい約0.3%前後。

金利の中に保険料が含まれない場合もあり、別途、保険料を支払うか、もしくは、金利に上乗せする形になります。
私は、当初、住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)とUFJ銀行との併用で住宅ローンを組みましたが、住宅金融支援機構は、別途、団体信用生命保険を支払っていました。年間約5万円前後。UFJの融資分(420万円)は団体信用生命保険は無しでしたので、その分は、私個人の加入している生命保険で賄えられるようにしていました。


団信保険料イメージ

団信保険料 通常 保険料 通常保険料 + 特約料
(3疾病・7疾病・8疾病)
銀行が負担する場合 金利(0.3%含む) 金利 + 0.3
銀行が負担しない場合 金利 + 0.3% (金利 + 0.3%) + 0.3

※特約の種類および各銀行によって保険料は増減します。あくまでも0.3%は目安です。

【団体信用生命保険の加入可能な人】

団体信用生命保険に申込みする際に、健康等の状態を確認する告知事項がありますので、何も問題がなければ加入できます。健康状態に問題がある場合は加入できない場合もあります。

健康状態に問題がある人も、現在では 『ワイド団信』といって、通常の団信に加入できない人でも、団信加入条件の引受範囲が緩和された団信で、通常の団信に加入できなかった人でも加入できるといったものです。

もちろん、加入条件や審査はありますので、すべての人が加入できるものではありません。

上記以外に、連帯債務者である夫婦で加入できる夫婦連生団信といった、どちらかに万一の事があった場合に保険金が支払われローン残高が0にる商品もあります。

【まとめ】

住宅ローンの借り入れの条件にもなっている団体信用生命保険。
加入できるできない、保険料は誰が負担するか、特約をつけるとどうか など、団信ひとつをとっても重要な要素があります。言われたまま加入するのではなく、各銀行の団信の内容をご自身できちっと確認することをお勧めします。

※できることなら団体信用生命保険は銀行負担で加入できる金融機関での借り入れがベスト!

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